【9月10日まで開催】Reborn-Art Festival2017はアート×食×音楽のお祭りだ!【体験記】
宮城県石巻で開催される51日間のFes
先日夜行バスで石巻へ行ったと書きましたが、目的地は石巻の牡鹿半島。東京から新幹線だと電車を乗り継いで3時間半の道のりと、ほぼ小旅行の旅路。お客さんとして参加する予定だったのですが、ひょんなことからボランテイアとして参加させていただくことになったので簡単な体験記を残しておきたいと思います。
アート×音楽×食のお祭り
詳しくは私が紹介するより、ぜひともオフィシャルHPをご覧いただきたいです。
Reborn Art Fesは知らずとも、ap bank Fesなら知っているという方はいるのではないでしょうか
ap bank主催のフェスで2013年-2015年は震災支援の活動との理由から休催していたものの、2016年にReborn Art Fes2017のプレイベントとしてap bank Fes2016として再開。2017年の今年も7月末の3日間、Reborn-Art Festivalのイベントとして開催されました。
アート
さて、着目すべきは51日間という長期開催。牡鹿半島を中心として石巻駅周辺も含めて様々な場所で自然と一体となったアート作品の展示がなされています。森の中から急に音色が聞こえたり、古民家の中に急にブイがあしらわれていたりと石巻の風景にアートが上手く織りなされていて非日常体験となること間違いなしです。
これ…凄くないですか!?石巻駅から歩いて15分ほどの廃病院を改装して解放している、Reborn Art houseの中の作品。Mr.Childrenの音楽プロデューサーとして有名な小林武史×バルーンアーティストDaisy Balloon×ヴィジュアルデザインスタジオWOWの共同アート。筆者はこの場所に踏み込んだ瞬間から5分ほど、言葉が出ませんでした。アートのもつ大きな力に包み込まれるという体験は、自分を振り返る良い時間になりました。自分は時間の都合で3作品くらいしか体験できなかったのですが、他にもアーティスト多数なので公式HPをご覧ください。日本のゲイのアーティスト「ハスラー・アキラ」氏も参加しています。(えっと、とりあえず18禁指定されてました笑)
音楽
音楽のメインはもちろんap bank fesなのですが、それを逃した方にも音楽を楽しめるチャンスが。「51日間、毎日どこかで音楽が鳴っているプログラム」として、色んな風景をバックに音楽に触れることができます。筆者の日はもアーティストを至近距離で堪能することができました。震災後の心の変化に触れつつのメッセージ性のある歌が今も耳朶から離れません。
↓9月10日までにどのアーティストがいるかをチェックチェック!
食
筆者がお手伝いしてきた場所Reborn-Art Dining.この記事のはじめに載せた名和晃平氏の作品White deerの目の前に位置していて、海風が心地いい場所。朝に到着してからランチ終了まで休みなくお手伝いさせていただきましたが、お客様も景色にうっとりしながら料理を楽しんでいらっしゃっていて、新鮮な感動がありました。やっぱりサービスの仕事って素敵だと思う。
有名シェフが石巻の食材をアレンジして提供するこの企画。フェスのクオリティでは考えられない世界で有名な日本人シェフたちの料理をロープライスで食べられるチャンス。あの有名レストランのシェフもいらっしゃるかも。とりあえず、フロリレージュの川手シェフはイケメンすぎて鼻血とまらんかった。残り少ないですが以下HPご参考に
レストラン予約 Reborn-Art DINING | Peatix
石巻で感じたこと
私が震災の当時はちょうど就職活動をしている最中でした。べたな表現だけど、テレビで見る映像が映画みたいで、理解しようとすればするほど何もできない自分が情けなくなったりして…。こうやって時が経ってから、こういうきっかけがあって初めて石巻に行くことができました。
震災からは「すでに」なのか、「まだ」なのか、6年が経ちました。石巻駅に降り立った時に見上げた空は高くて、そこから1時間バスで揺られる中で見た景色は美しい青とたくましい緑の木々。そして、やけに開かれた土地にやけに新しい家々が並ぶのを不思議に思ってみているときに、急に思い起こす。…そうだ。ここには津波が来たんだ。
現地で仲良くなった石巻の人々はとても素敵な人たちで、自分の周りの人たちが石巻のことを好きになる理由がちょっぴり分かったような気がしました。また、ここに来ることがあったら、ここに行く!と決めた店にも出会えたから、またまたお邪魔しようと思います。良い体験をありがとうございました。皆さんも、9月10日まで心の洗濯をしにReborn-Art Festivalいかがですか。