ゲイにとって銭湯は天国か
私にとって銭湯はただ銭湯なだけです。
銭湯…それは「恥の文化」で知られるジャパンのなかで、恥部を隠すことなく同性同士で気持ちいい時間を過ごす場所のことである(言い方に難あり)
ゲイ視点で銭湯についての考察をしようと思ったんですが、同じゲイでも人によってとらえ方が全く違うだろうということをお伝えしておきます。たまに、カミングアウトしたノンケの友達が急に名案を思い付いたような喜色満面で
「かしわだにとって銭湯とかパラダイスやないか!!!」と、もはや謎の羨望で怒りにも似たお言葉をいただくことがあるんですが、うーーーん。なんか、違うんだよなぁということを今日はお伝えしたい。
※ノンケとは、異性愛者のことです。ストレートという言い方もあります。
ノンケのイメージってこんな感じ?
「ぐへへ…今日も男の裸覗き放題の銭湯にやってきたぜ!!どーれどれ、周りにはおれっちがゲイだなんてばれちゃいないから、満足いくまで回覧させていただきますか。今宵も淫靡なナイトショーの開幕でやんすな!!」(キャラ定まらず)
あなたの誤解が解けるかも。筆者の主張。
狭いようで広いゲイの世界なので、上記のようなゲイの方もいらっしゃるのかもしれないが(50代以上のおじちゃんゲイとかにはいそう…)さ、ノンケの人たちはこう考えてみてほしい。もし自分がストレート男性の場合、女風呂にポツンと裸で入った時に上記のようにいられるのか。私は強く主張したい!
ストレート男性にとって、女風呂は憧れであり覗いていたい場所ではあっても、裸でそこにいたい場所ではないはずだ!(鼻息荒め)
そして、ここからは筆者の主張。
銭湯は裸の場所だからやましい気持ちにならない。
なんだか場所の力とでも言うのでしょうか。あくまでも銭湯って、体を綺麗にしてあったかいお風呂でリラックスするところだから、自分がそんなに長風呂できない人というのもあるのだろうけど、用事が済んだらもう出てしまう場所なわけで人の裸を鑑賞する場所じゃないと脳みそが言っているんですよね。銭湯で人のことをじろじろと見ているとそれこそ
「みなさーん!私ゲイなんです!!なので、チラチラみさせていただいております!堪忍なー!」(阿呆)
と声なきメッセージを発しているも同じだしお互いに居心地悪くなると思います。
そもそも、そんなに素敵な人なんてなかなかいない。
いないんですよ。基本おじいちゃんなんですよ。毎日がシニアフェスティバルなんですよ(何) ということで、期待もしていないというのが実情。うーん、でも例えば野球部の合宿男子たちがはしゃぎながら入って来られたら、ちょっとどうなっちゃうか分かんないな…(論理崩壊)
でも、やっぱりそういう場所じゃないということで退散するんだと思います。自分だったら、勝手に得しても仕方がないという謎の罪悪感も生まれる気がします。というか…
もし、最高の鑑賞対象が見つかったとして私に何ができるのか。(哲学)
これに尽きると思います笑 いや、だってですよ!どうすることもできないでしょうよ。限りなくモラル的にOKな展開の例を考えたとしても、
「あ、あの、急に話しかけてすみません…!一目見た時にもうどうしようもない気持ちになったので、今すぐ付き合っていただけたら嬉しいのですが…。」(あかん)
駄目すぎる。どれだけ奥ゆかしく言えどもやはりありえないんですよね。目の前にあって欲しくてたまらないのに手に入れられない。それは、もはや毒ですよ。(筆者は少し混乱しています。)
結論:銭湯は身体を清めるところ。心も清らかにいきましょう。
個人的には真剣に考えてみたんですけど、いかがでしたでしょうか。笑 とりあえず言えることはセクシュアリティ関係なく、「番頭さんが羨ましい」これに尽きますね。笑
ババンバ バンバンバン♪平成っ子でもちゃんと知ってます。